News &
Columnお知らせとコラム
弊社代表の西山がPPN Symposium「産前産後の多職種連携」に登壇
【産前産後の多職種連携】女性の活躍推進をバックアップする
新しい取り組み、PPN(Pre Post-natal)シンポジウム
東京両国にて初開催するPPNシンポジウムでは産科領域、運動領域における様々な職種の専門家が集結し、産前産後の女性が直面している課題やニーズについて多角的な議論を行い、女性のライフイベントを応援します。
【シンポジウム概要】
女性が妊娠・出産・育児というライフイベントを経験しながらも、仕事やスポーツを両立できる社会、「なりたい自分」を叶えられる社会の実現を目指します。そのためには、産科領域、運動領域における様々な職種の専門家(医師・助産師・看護師・理学療法士・指導者・コーチ・アスレティックトレーナー・セラピスト・管理栄養士等)が連携し、産前産後の女性が直面している課題やニーズについて多角的な議論を行うことが不可欠であると考え、本シンポジウム開催を決定しました。
妊娠、分娩、産後の過ごし方は、その後の健康的な生活に大きく影響します。「産前産後トレーニング」「産後ダイエット」などSNSを中心に様々な情報が溢れていますが、医科学的な根拠を基にした産前産後の女性に必要な運動については、それほど正しい知識・スキルは普及していません。
本シンポジウムでは、産前産後の女性が直面している課題やニーズについて議論し、参加者が実践的な知識やスキルを身につける機会を提供します。
開催目的:
・健康運動科学をベースとしたコンディショニング・ケアの必要性を提示
・産前産後の女性を支える様々な職種の連携と包括的ケアの実践
・産前産後の運動効果に関する研究を促進する機会を創出する
【登壇内容】
「産前産後の運動に関する研究・事例発表」というテーマで登壇させていただきました。
WHO guidelines on physical activity and sedentary behavior
(9789240014886-jpn.pdf (who.int) )において
妊娠中・産後の女性では、妊娠中・産後の身体活動により、
子癇前症、妊娠高血圧症、妊娠糖尿病、過剰な妊娠中の体重増加、
分娩合併症および産後うつ、また、新生児合併症のリスクを減少させることができる。
妊娠中・産後の身体活動による出生体重への悪影響や死産のリスクの増加はない。
ということが報告されいます。
具体的な身体活動の推奨内容としては、
米国産科婦人科学会(ACOG)は、正常経過の妊娠前・妊娠中・産後の女性は週のほとんどの日に、
1日30分以上の中強度の運動を行うことを推奨しています。
またWHOでは、週に150分以上の中強度の運動を行うことを推奨しています。
今回の発表では、
妊娠中のまとまった運動と日常生活に伴う身体活動、
この2つの視点で、どちらともの効果と必要性について
先行研究と自身の研究で得られた結果を踏まえてお伝えさせていただきました。
また妊娠中の仕事内容や初産婦さん経産婦さん、
妊娠時期などでどのような特徴があるのかといった部分にも着目し
妊婦さんの運動指導に関わる上で考慮するべき生活背景や妊娠時期についても知見を示しました。
今回のシンポジウムでは参加者が実践的な知識やスキルを身につける機会となることだけでなく
家族や職場、行政などを踏まえた包括的な支援体制についてなど、
参加者同士のディスカッションや交流も活発的に行われていました。
主催者の皆様、実行委員長の平井晴子さん
この度は貴重な機会を提供いただきありがとうございました。
産前産後の多職種連携 ~健康と運動について考える~ (women-in-sports.jp)
#産前産後の運動
#妊娠中の運動
#産後リカバリー
#助産師
#産前産後の多職種連携
< | 記事一覧へ | > |