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2025.07.31 | コラム

助産師直伝!陣痛がきた時にやるべきこと・やめたほうがいいことは?

こんにちは。
助産師の磯野です!

正期産が近づいてきて、いつ陣痛が始まるかなと
ドキドキしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

陣痛は痛いもの、怖いものと思いがちですが、
陣痛があるからこそ、
赤ちゃんは産道を通って外の世界へ産まれてくることができます。

陣痛がきた!どう過ごしたらいいの?動く方がいい?休む方がいい?
痛い時間は少しでも短く、スムーズにお産になってほしい!

今回のブログではそんなあなたに向けて、
陣痛が始まってからの過ごし方のポイントをお伝えします!

少しでも陣痛を味方にして、
「いつでも陣痛やってこい!」
「来た来た!この波に乗るぞ!」と
ポジティブな気持ちで陣痛を迎え入れられるように、一緒に準備していきましょう!

1.できるだけリラックス

陣痛が来た時は子宮がぎゅーっと縮まっている状態です。

陣痛が来ていない時も常に緊張して身体に力が入っていると、子宮が休まる時間がなくなり疲れて
子宮口も開きにくくなってしまいます。

陣痛に対して不安や緊張があるのは当たり前です。
しかしその緊張が強いと、より痛みを感じやすくなってしまいます。

そのため、全身脱力
リラックスすることが大切です!

・落ち着いた環境で過ごす

できるだけ自宅で過ごしたり、
入院中もリラックスするために
お気に入りの匂いがするものを近くに置いてみたり
落ち着く音楽を流してみたりしてみましょう。

誰かが近くにいることで安心できる方や
立ち会い出産を予定している方は、
旦那さんやパートナーさん、実母さんと一緒に過ごしましょう。

事前に陣痛中にサポートしてもらいたいことを相談しておきましょう。
(痛い部分をさすってほしい、押してほしい、
手を握ってほしい、水分補給やうちわで扇いでほしい等)

・楽な姿勢で過ごす

自宅でも入院してからも
力を抜いて過ごせる楽な姿勢で過ごしましょう。

横向きや胡坐、四つ這い
立っている姿勢が楽であればそれでも構いません。

どの体勢もとりやすくするためには
身体の柔軟性を持っておくことも大切になります。

クッションや抱き枕などを使って
楽な姿勢をサポートしてもらうのもいいですね!

2.呼吸に集中

陣痛が来ると
痛くて身体に力が入ってしまいますが
呼吸に集中することで
自然と身体の力みを緩めることができます。

ふんっと力強く息を吐ききるのではなく
ふぅーっと遠くのロウソクを消すイメージで
細く長く息を吐いていきましょう。

痛みがある中で、いきなり深い呼吸を意識するのは難しいです。

そのため、今から意識して呼吸する練習をしてみましょう。
朝起きた時や寝る前だけでも深呼吸を取り入れてみてください!

3.時間を意識しない

陣痛間隔が10分間隔になっているか
確認することも大切ですが、
時間を気にすると余計緊張が高まってしまいます。

自宅にいる間は普段通りの生活をして過ごすこと。

入院してからは時計は見ず
間隔や時間を意識しすぎないようにすることが
お産への近道となります。

4.重力の力を借りる

楽な姿勢で過ごすことも大切ですが
ずっと寝ている姿勢では
重力の向きが子宮口へ向きません。

座ったり立ったりして、
骨盤を立てる姿勢を取ることで
有効に重力を使うことができ
赤ちゃんが骨盤にはまりやすくなります。

スクワットしたり
骨盤を前後に動かしてみたり
四つ這いで背中を丸めてみたり
どんどん動いてみましょう!

普段から旦那さんと一緒に練習しておくのも良いですね!

5.エネルギー補給

1回1回の陣痛を乗り越えることで、だんだん体力を消耗していきます。

エネルギーがなくなると
子宮の動きも弱くなっていきやすいです。

いい陣痛の波に乗っていけるように
こまめにエネルギー補給を行いましょう。

・水分、糖分摂取

陣痛の合間に水分や糖分を補給しましょう!

水分を取りやすいように
ペットボトルにストローをつけたり
ゼリーや小さなおにぎりなどを事前に用意しておきましょう。

・休息をとる

疲れてきたら休むことも
陣痛のいい波に乗るためにはとても大切です。

夜間から痛みが来て全く眠れていない場合は
一度ひと眠りしてみましょう。

6.身体を温める

子宮は血流が豊富な臓器であるため
身体が冷えて血流が悪いと
子宮の動きも弱くなってしまいます。

破水していない時は入浴を。

冬も夏も足首を冷やさないように
靴下や足首ウォーマーを履いて
身体をぽかぽかな状態に保ってあげましょう!

入浴できない時は
足湯をするのがおすすめです!

5.こまめにトイレに行く

お産を進めるためには
こまめにトイレに行くことがとても大切です!

子宮は膀胱と直腸の間の位置にあるため
尿が溜まって膀胱が膨らんでいると
子宮も圧迫され
赤ちゃんの通る道が狭くなりやすいです。

トイレで排泄することに加え
そこまで歩いて動くことが
お産を進めるポイントになります。

最後に

妊娠前や妊娠中から柔軟性や筋力をつけて
深く呼吸できるようにしておくことで、
いざ陣痛が来た時にも
落ち着いて乗り越えることができます。

maemo atomo のレッスンでは、
分娩方法や思いを理解した上で、必要な身体の動きや呼吸の方法をお伝えしています。

あなたらしいお産のかたちが実現できるように、身体と心の準備を一緒に整えていきましょう。
maemo atomoは、いつでもあなたのそばにいます。

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