News &
Columnお知らせとコラム
work shop開催を通して感じた多職種連携の大切さ
2024.12.8(sun)
LUTISとmaemo atomoの合同workshop in 福岡が開催されました。
8月にmaemo atomoにて大阪開催をしてから約3ヶ月
待ちに待った福岡での開催となりました🍜
「大阪開催の時に参加されていた方から良かったと聞いたので参加しました」や、「大阪が満員になってしまい参加できなかったので福岡に来ました」という関西や関東の方もいらっしゃいました。maemo atomoをこの機会に初めて知ってくださった方もいらっしゃいました。
会場には講師も含めて、
理学療法士:13名 理学療法士の卵:1名 作業療法士:1名
看護師:1名 インストラクター:1名 助産師:4名
総勢21名の産前産後の女性をサポートしたいという強い気持ちに溢れた方々が集まりました!そして大阪開催の時は助産師さんが半数以上でしたが、今回は理学療法士さんが半数以上となりました。
今回のwork shopを通して助産師・理学療法士の連携の大切さを改めて感じたとともに、
多くの方が他職種との連携に課題を感じられていることも知りました。
そこで今回の記事では、助産師と理学療法士でケアを届けているmaemo atomoの視点から、連携するきっかけや良かったこと強化されたことなどをまとめたいと思います。
work shopレポに関してはこちらの記事をどうぞ!
https://maemo-atomo-studio.com/news-column/2024/08/26/2053/
助産師の西山・井上が立ち上げたmaemo atomoに
理学療法士である西林さんが加入したきっかけ
🙋♀️西林「理学療法士として働いていて、女性の身体の変化はとても大きく、その時は何とかやり過ごしたとしても、後々整形的な診断を受け、治療が必要になっている場合が多く、変化に備えて、必要な身体のサポートをやっていきたいと思いました。そのためには、妊娠中のお母さんや赤ちゃんのこと、お産のこと、その直後の身体のことを知っておくことがとても大事だと感じ産婦人科医院へ転職しました。」
「実際に産後直後の入院中の方への身体のケア、エコーを用いた骨盤底筋や腹直筋の評価をしていくなかで、出産だけでなく、それより前の運動習慣やその方の姿勢なども身体の変化に大きく関わっていると感じ、妊娠中の身体作りの必要性を感じました。」
「そんな時に助産師さんが運動の提供をしているmaemo atomoを見つけ、すぐに予約をしました。身体の使い方やアプローチ方法はすごく丁寧で、こんなに身体のことを奥深くまで知っていて、とてもパワーがある、素晴らしい方たちだと衝撃を受けました。」
「レッスン中に沢山のお話をさせていただき、maemo atomoのスタジオをなぜオープンしたのかや、大事にしていきたいことを伺い、自分も同じ想いでこれからの女性の未来を明るく楽しくしていきたいと思い、入社を決意しました。」
maemo atomoも最初から助産師と理学療法士でStudioを立ち上げたわけではなく、このようなきっかけで理学療法士さんである西林さんの入社が決まりました!
その後も、理学療法士として働いた後に大手のpilates studioで経験を積まれた後、自身の妊娠・出産を経て産前産後分野に興味を持たれたちはるさんや、妹の妊娠・出産を経て産前産後に興味を持ち、京都から毎週通ってくれた高下さん(今は海外留学中✈️)と、理学療法士のメンバーが増えていきました。
助産師と理学療法士で一緒に産前産後をサポートする意義
助産師視点:
理学療法士さんがメンバーに入ったことで、メンバーみんながしっかり身体の評価を行いアセスメントを行なった上でエクササイズの介入をしていけるようになったことが強化された部分です。評価のために使えるツールをいくつか持てるようになったことや、身体に関する問診の仕方を学び、レッスンの中でよりその方に必要なアプローチを、必要な順番で届けることを意識するようになりました。またレッスンの時だけでなく、日常生活動作で生じている原因部分に対しても考え動作のアドバイスができるようになっています。
理学療法士視点:
助産師さんがいることで、お産の時に必要な姿勢のとり方やその姿勢が何らかの理由でとれないことがお産経過にも影響しうること、出産に向けての身体作りのためだけでなく、妊娠に伴う合併症のためにも妊娠中に運動することが必要であることを学びました。また、これまでは理学療法士として不調の改善や機能改善に重きを置いた関わりをしていましたが、それだけでなく、その方の生活を想像して寄り添えるような関わりをすることが、継続的にサポートしていくためには大切なことだと日々感じています。
maemo atomoが実施する助産師と理学療法士の連携
助産師と理学療法士が同じ空間にいていつでもディスカッションをしたり一緒に研修ができることで、産前産後の方の身体の見方、運動の視点、また運動の側面だけでない妊娠期〜育児の時期にできるサポートなど、アプローチの方法の幅が広がっています。他職種を尊重し、尊敬し合うこと、深くディスカッションができることで、お互いにない部分を補い合い、安全に運動の提供が行えていると日々感じています。
今回のWork shopでは講義を理学療法士の漆川先生と西林、助産師の西山が実施し、参加者の方も大阪・福岡ともに多職種の方が参加してくださっていました。Work shopを通して、一緒に身体を評価し動きを学び、ディスカッションができる、1つの機会になっていれば嬉しいです。
#理学療法士
#助産師
#ウィメンズヘルス
#産前産後
< | 記事一覧へ | > |