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2024.12.02 | お客様の声 コラム

愛媛県立医療技術大学特別講演のご感想をいただきました

2024年11月22日、maemo atomo代表の西山と副代表の井上の母校、愛媛県立医療技術大学にて特別講演を行いました。

貴重な機会をつくってくださった恩師の今村先生、井上先生、そして講義にご参加いただいた学生さんや教職員の皆様、助産師の皆様本当にありがとうございました。

今回の記事では、講義の概要と、ご参加いただいた皆様よりいただいたアンケートについて取り上げます。

アンケートの中でいただいた感想や意見がとても熱く、助産師の可能性、産前産後女性を取り巻く環境の可能性、maemo atomoの可能性を強く感じるものでした。

とても素敵だったので、ぜひお読みいただければと思います。

講演の内容

・なぜmaemo atomoという会社を始めたのか
・maemo atomoがチャレンジしていること
・自身の研究テーマについて
・妊婦さんの特徴やアプローチの視点
・maemo atomo [Get redy for birth] イギダイ特別Verの実演

参加者

・助産学生12名
・看護学生5名
・助産師9名
・教員7名
計33名の方にご参加いただきました。

アンケート結果

ご参加いただいた方のうち18名に回答いただきました。
一部抜粋しながら紹介していきます。

<満足度、わかりやすさ、仕事や学習に役立つ部分があったか>

5段階評価のうち、
満足度
「⑤:非常に満足」だった方が94.4%、「④:満足」が5.6%

内容のわかりやすさ
「⑤:とてもわかりやすかった」が77.8%、「④:わかりやすかった」が22.2%

仕事や学習に役立つ部分があったか
「⑤:非常にあった」100%

<新しく知ったこと、印象に残っている内容>

支援について

「妊娠期から運動の大切さを知っているが実行できない理由に場所や人などの環境が関わっているということで、今後助産師として実行に移せるように関わっていきたいと感じました。」

「運動は教育的介入では行動変容に至らないことを初めて知り、継続的に取り組むことができるような支援が必要であると学んだ。」

「産前産後の運動の必要性については理解できているが、共に行う仲間や効果的な運動の指導がないため、多くのお母さんが行えていないこと。」

「運動の必要性が分かっていても、場所、具体的なアドバイス、仲間、医療者のサポート…環境が整っていないから、必要な運動ができていない妊婦が多い、なるほど!」

「環境を整える事が現実になれば、出産に向かう妊婦さんに安全・安心を提供でき、さらに妊娠中のそれぞれの時期に必要な運動を継続できれば、体の不調なく過ごせ、合併症も減らすこともでき、妊娠中も出産時も自分で楽な姿勢に持っていく事ができる…

運動について

「全身の筋肉をバランスよく使うことの大切さ。骨盤の動きを考えたアプローチ。かなりハードで、この動きを妊婦さんがやれるのは、すごいと思いました。自分の体の衰えをはっきり感じました。」

研究からの見解により、解剖学を考えながら動くことができたので力を入れる場所や伸ばす場所など意識することができて良かったです。ストレッチでも筋トレでもなくピラティスを行うことで全身にアプローチできると知ることができました。」

「出産前に、このような運動を行って良いことをはじめて学んだ。骨盤底筋群をピラティスにより鍛えることができるということも学んだ。」

妊娠中から出産に向けて骨盤や股関節の可動域を獲得することで、出産時に児の回旋に合わせた骨盤の動きができることがわかりました。」

「実際に体験して、ここまで妊産婦さんが動いていいことを知りました。呼吸法も自分自身が意識を持って行えるようにしていきます。」

その他

妊娠中に不調があるのは普通ではないということが印象に残りました。」

「よくがんばりました。じょうずにできました。の褒め言葉の威力!西山さんと井上さんのパワーは素晴らしい!」

「私は今まで妊婦さん、産婦さん、産後のママというように、パートに分けて考えていたような気がします。バラバラだったパズルがきれいにハマったスッキリした感覚です。」

<感想や意見>

身体のこと、運動のこと

「骨盤の前傾後傾が思っていたよりも難しく、妊娠中に自分で動かして可動域を広げておくことの重要性を感じました。実際に体を動かしてみて、講義前後で伸びも変わっていて短時間でも効果を感じました。妊婦さんが継続して通う気持ちもよく分かった気がします。」

「身体を動かすことで、可動域の広がりを感じました。」

「客観的に妊産婦さんの運動量を測定するのが難しいことも分かり、どのくらい運動していいか助産師も具体的にわかることが出来たら、妊娠による合併症・マイナートラブルも減少させることができるのかなとワクワクしました。」

みんなで運動をしたら楽しかったので、みんなで運動をできる場を作るということも大切だと感じました。」

指導について

「保健指導では時間のない中で簡単に「運動しましょう、歩きましょう」と言ってしまうことがありました。今回の講演を受けてより具体的に楽しく運動を取り入れる方法を指導して行動変容を促したいと思いました。」

「実習で妊婦さんと関わってきて、妊娠中に運動を行うことが出産に良い影響を及ぼすことは知っていても、継続できないことが多いように感じていました。今回はじめてピラティスを経験し、楽しく体を動かすことでとてもリフレッシュできました。“楽しい”と思えることで継続できると思うので私も対象者に合った運動をサポートできるよう保健指導を工夫したいと思います。」

その他、メッセージ

「産後のことや、マイナートラブルのことなども、もっといろいろ知りたいです。」

「出産を可能な限り苦痛なく行いたいと考えている人も多いため、とても良い活動だと感じた。」

「皆様の素晴らしい活動に触れる事ができて、幸せです!maemo_atomostudio 様独自の〝産前、産後ピラティスプログラム〟の完成、楽しみにしております^ ^」

「切迫早産ケアに関心があり、学んでいる最中でのこの講演会でした。呼吸は立派な運動であり、切迫早産の方に対してできることはあると感じました。私自身、切迫早産で長期入院して、体力低下が著しかったです(今も引きづっています)。今日、実際にピラティスを受けてみて、やはり日常生活だけでは筋力や可動域は回復しないのだなと実感しました。妊産婦さんへの運動支援は必須だと実感しました。貴重なお話ありがとうございました。最高でした!」

最後に、西山より

助産師の存在は、妊娠中や産後に健康的なライフスタイルを身につけたり維持したり、必要な時に必要な人や、必要な手段、そして場所に妊婦さんや産後の方が辿り着くためにとても大切だと考えています。

そして助産師やその他の産前産後に関わる医療スタッフが、エビデンスに基づいた運動の情報を持つことは、間違った運動内容を提供しないためにも、安全のためにも重要なことであると思っています。

また身体の不調が起こることは当たり前ではなく、妊娠中や産後のあらゆる因子が原因で起こっている可能性があるということ、そのためにできるサポートや人が存在していることを少しでも多くの助産師さんに届けたいという思いから今回の講義が始まりました。

母校での講演はとても楽しく当時の思い出も蘇り、原点に戻ることができる貴重な経験にもなりました。

実際の運動指導という場面だけでなく、日々の助産ケアにも活かせる視点として、少しでも日頃の助産師業務に役立つことがあれば嬉しいです。


代表の西山のnoteには、学生時代の思い出や(貴重な写真付き!笑)講演を開催するにあたっての経緯や想いも載っていますので是非ご覧ください。
https://note.com/maemo_atomo/n/nc9358617e78e

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